負動産とはなにか?処分する方法や相続放棄についても解説

2022-06-14

負動産

負動産とはなにか?処分する方法や相続放棄についても解説

この記事のハイライト
●負動産とは、所有しているだけで費用や管理の手間がかかり、マイナスの価値しか生み出さない不動産のこと
●相続した負動産を処分したい場合は、まず売却を検討すると良い
●相続放棄をすると、負動産だけでなく現金などプラスの財産もすべて放棄することになる

「相続した負動産をどう処分すれば良いかわからない」や「負動産を相続放棄する方法について知りたい」など、負動産についてお悩みの方は多いようです。
負動産を所有し続けていると、管理に手間がかかるだけでなく、継続的な費用負担も発生します。
この記事では、負動産とはなにか、また、負動産を処分する方法や相続放棄についても解説いたします。
千葉県佐倉市にある負動産でお困りの方は、ぜひご参考にしてください。

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相続するなら知っておきたい!負動産とはなにか?

相続するなら知っておきたい!負動産とはなにか?

通常の不動産は、そこに居住したり、賃貸物件として貸し出すことで家賃収入が手に入ったり、売却したりと、活用することで利益が得られます。
それに対して負動産は、賃貸物件にしても借り手が付かず、通常の売却では買い手が見つからないような物件のことを指します。
つまり負動産とは、プラスの価値を生み出さず、所有しているだけでマイナスとなる物件のことです。
ここでは負動産とはなにかを、かかる費用や具体例からご説明いたします。

負動産で発生するマイナス要素とは

負動産はプラスの価値を生み出さないため、所有しているだけで発生するマイナス要素が大きな負担となります。
どのような不動産でも、以下のような費用や負担が発生します。

  • 固定資産税の支払い
  • 管理にかかる費用の支払い
  • 所有者責任に問われる
  • (マンションの場合)修繕積立金・管理費の支払い

不動産の費用として必ず支払わなければいけないのが、固定資産税です。
とくに空き家となった負動産を管理せずに放置し続けた場合、行政によって「特定空家」に指定されることがあります。
そうすると、どんな建物でも建っていれば適用される住宅用地における固定資産税の課税標準が6分の1になる特例が受けられなくなるため、税金の負担が跳ね上がります。
そうならないためには適切な管理が必要ですが、そのためには手間と時間、さらに費用もかかります。
もし管理せずにいて負動産の門が壊れて通行人にけがをさせた場合、その責任は所有者が負うことに定められています。
それが台風などの自然災害によるものであったとしても同様です。
このように、負動産は所有しているだけで通常の不動産よりも大きなリスクを抱えていると言えます。

負動産の具体例

どのような不動産が負動産になってしまうのでしょうか。
以下に記載したものが、負動産になりやすい物件の具体例です。

  • リゾートマンションや別荘
  • 地方の一戸建てや農地
  • 空室の多い賃貸物件

高度成長期に多数販売されていたリゾートマンションや別荘は、現在はその多くが負動産になっています。
最寄り駅から距離があって活用しにくい物件が多く、新築時と比較すると価値が激減しています。
さらにマンションの場合は管理費や修繕積立金の負担が重いため、手放したいと考えている方が多いのが現状です。
また、過疎化が進む地方にある一戸建てや農地を相続した場合、買い手や管理の担い手を見つけることは困難です。
さらに、空室が多く、家賃収益の少ない賃貸物件も負動産になりやすい傾向にあります。
賃貸物件の運営には費用がかかるため、かかる費用や住宅ローンの支払い以上の収益がなければ赤字経営となってしまいます。

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相続した負動産の処分方法

相続した負動産の処分方法

負動産を相続したので早く処分したい、とお考えの方も多くいらっしゃるでしょう。
通常の不動産とは違った配慮が必要な、負動産の処分方法をご紹介いたします。

負動産の処分方法1:売却(買取)を検討する

最初に検討すべき処分方法は、売却です。
「負動産だから売却できない」と思い込んでいても、不動産会社の査定を受けてみたら価値のある不動産だった、ということも良くあります。
まずは査定を依頼し、本当に負動産なのかどうか、その価値を見極めることが大切です。
もし通常の売却が難しいのであれば、不動産会社に直接物件を買い取ってもらう「買取」という方法もあります。
一般の方では活用するのが難しい物件であっても、不動産会社であれば買い取れるケースも多いです。
ただし買取に対応していない不動産会社も多いため、買取を希望する場合は不動産会社を選ぶ必要があります。
弊社は仲介での売却の他に不動産買取もおこなっているため、その物件の状況やご希望に応じて最適な売却プランがご提案可能です。

負動産の処分方法2:空き家バンクに登録する

自治体によっては「空き家バンク」というサービスをおこなっているところもあります。
空き家を活用したい方と、処分したい方を結びつけるサービスのため、登録するだけで処分に直結するわけではありません。
しかし負動産を有効活用してくれる方が見つかる可能性もあるため、負動産のある自治体に確認してみると良いでしょう。

負動産の処分方法3:寄附をする

自治体に無償で寄附できる可能性もあります。
ただし、不動産を所有するとコストがかかるため、よほど利用価値のある土地でなければ断られることが多いです。
自治体以外にも、法人や個人で活用してくれそうな方がいれば、寄付を提案してみると良いでしょう。
寄付をした場合は、受け取った方が贈与税の支払義務を負う可能性があります。
事前に贈与税や、手続きにかかる費用について了承を得ておくことが大切です。

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負動産の相続放棄をする方法

負動産の相続放棄をする方法

負動産を相続することが決まっていて、相続発生から3か月以内であれば、相続放棄をすることができます。
しかし相続放棄は複数の注意点があるため、ここでは相続放棄についてご説明いたします。

相続には3つの選択肢がある

相続が発生したら、3か月以内に相続の方針を決めなければいけません。
相続に関する選択肢は以下の3つです。

  • 単純承認:相続財産のすべてを受け取る
  • 相続放棄:相続財産のすべてを放棄する
  • 限定承認:プラスの財産の範囲内でマイナスの財産を留保して相続の承認をする

限定承認は仕組みが複雑で手続きにも時間がかかることから、選択されることはほとんどないようです。
なにも手続きしないまま3か月が経過すると単純承認したことになるため、注意が必要です。

相続放棄はプラスの財産も放棄することになる

相続放棄を選択した場合は「負動産だけは放棄して、現金は受け取る」など、一部の財産だけを受け取ることはできません。
相続財産には負動産や借り入れ金などのマイナスの財産と、現金や貴金属などのプラスの財産が混在していることがあります。
相続放棄をする場合は、プラスの財産もマイナスの財産もまとめて放棄することになるため、財産の価値を知っておくことが重要です。
相続財産に負動産が含まれている場合は早めに査定を依頼し、価値を把握することができます。
それによって、相続放棄するかどうかを判断する大きな助けとなるでしょう。

相続放棄の手続き方法

相続放棄は、家庭裁判所での手続きが必要です。
相続人全員で決める必要はなく、相続人が複数いても自分だけ相続放棄をすることが可能です。
「相続放棄申述書」に記入し、戸籍謄本などの必要書類と一緒に提出します。
相続放棄申述書は、家庭裁判所で入手することができますが、ホームページからダウンロードすることも可能です。
相続放棄は期限が3か月以内と決められているため、それほど時間の猶予がありません。
なるべく早めに動き出すようにしましょう。

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まとめ

負動産とはなにか、その処分方法と、相続放棄についてご説明いたしました。
負動産は長く所有するほど費用などの負担が重くなっていくため、できるだけ早く対処することが大切です。
わたくしども「宝拓」では、千葉県佐倉市周辺の不動産売却の他に、買取も積極的におこなっております。
弊社では無料査定のご依頼をホームページから24時間承っておりますので、お気軽にご相談ください。

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