自分で空き家を管理するときに知っておきたいポイントとは?

2022-09-13

自分で空き家を管理するときに知っておきたいポイントとは?

この記事のハイライト
●空き家の管理には、建物の劣化やトラブルを早期発見する目的がある
●自分で空き家を管理する際は、清掃道具などをしっかりと準備するのがポイント
●自分で管理する以外にも、専門業者に委託する方法もある

誰も住んでいない空き家は急速に劣化が進むため、適切に管理しなければなりません。
その際は、近隣トラブルに発展するリスクにも注意が必要です。
そこでこの記事では、空き家を自分で管理するときに知っておきたいポイントを解説します。
千葉県佐倉市で不動産をお持ちの方は、ぜひチェックしてみてください。

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空き家を自分で管理する目的とは?

空き家を自分で管理する目的とは?

空き家を管理しなければならない理由には、以下の目的があります。

空き家の老朽化を防ぐため

空き家を放置すると、閉め切った状態が長く続きます。
すると建物内には湿気がこもり、カビや腐食の原因となってしまいます。
また誰も住んでいなくても汚れは溜まるため、定期的な清掃が欠かせません。
こうして定期的に換気や清掃をおこない、空き家の老朽化を防ぐ目的があります。

トラブルの早期発見のため

空き家を自分で管理していれば、トラブルが発生していても、比較的早期に発見することができます。
たとえば雨漏りや外壁の破損などは、発見が遅れると建物の耐久性に大きな影響を与えてしまいます。
放置すれば隣地や通行人に被害を及ぼすおそれもあるため、なるべく早く対処しなければなりません。
空き家の状態を把握する目的でも、空き家を適切に管理することが重要です。

空き家を放置するとどうなる?

空き家を自分で管理せずに放置すると、行政から特定空き家に指定される可能性があります。
特定空き家とは、国土交通省の基本指針によると以下のいずれかに該当する状況の建物を意味します。

  • 倒壊など著しく保安上危険となるおそれがある状態
  • 著しく衛生上有害となるおそれがある状態
  • 適切な管理がおこなわれないことにより著しく景観を損なっている状態
  • 周辺の生活環境を保全するため放置することが不適切である状態

特定空き家になると、宅地に適用されている軽減税率の適用を受けられなくなります。
すると、固定資産税や都市計画税などの税負担が重くなるのがデメリットです。
さらに行政から指導や改善命令が下され、それに従わないと最終的には行政代執行により建物を強制的に解体されるケースもあります。

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自分で空き家を管理するときに必要な道具とは?

自分で空き家を管理するときに必要な道具とは?

空き家の管理をスムーズにおこなうためには、掃除箇所に応じた道具を用意する必要があります。
どのようなものがあると便利なのか、確認していきましょう。

服装

自分で空き家を管理するときは、動きやすく汚れても良い服装でおこないましょう。
室内はホコリや汚れが溜まっているため、室内で履く靴やスリッパも必要です。
また、怪我防止のため軍手も準備しておくと良いでしょう。
屋外作業が必要なときは、蜂などの害虫に刺されるおそれもあるため、夏でも季節素材の長袖を着用するのがおすすめです。

必要な道具

自分で清掃するときに必要となる道具には、おもに以下のものがあります。

  • 掃除道具(雑巾、バケツ、ほうき、掃除機など)
  • ごみ袋
  • 脚立
  • 洗剤
  • ライト(電気が止まっている場合)
  • ウェットティッシュ(水道が止まっている場合)
  • ドライバーなどの工具(簡易的な修理のため)

このほか、家の構造や清掃箇所に応じた掃除道具を用意しましょう。
たとえば庭木の管理が必要な場合、草刈り道具や剪定鋏があると便利です。
また天候に合わせて、レインコートや防寒具なども準備しておきましょう。

そのほかにあると良い道具

空き家を自分で管理する際は、点検漏れを防ぐために管理チェックリストを作成しておきましょう。
複数人で管理する際も、リストがあれば空き家の状態を共有しやすくなります。
さらに修繕箇所や清掃の進捗状況を記録するため、カメラでの撮影もおすすめです。
たとえば、ひび割れや腐食のように少しずつ進行する不具合は過去の状態と見比べる必要があります。

注意点

空き家の所在地に誰も住んでいない(住民票がない)と、基本的にはその自治体のサービスを受けられません。
すると、地域のゴミ捨て場を利用できないことがあるため、排出されたゴミは持ち帰るか民間の処理業者に依頼する必要があります。
ゴミ捨て場を利用できる場合でも、収集日以外に排出すると近隣トラブルの原因となるため注意してください。
また、自分で管理するために定期訪問する際は、周辺住民へは事前に挨拶を済ませておく良いでしょう。
周辺住民との関係を構築しておけば、緊急時には協力してもらえる可能性が高まります。
たとえば、何らかの理由で現地訪問できないときも、空き家に問題が起こっていないかどうかを代わりに確認してもらえるかもしれません。
またトラブルが発生したときも、いつでも連絡を取り合える関係なら苦情へ発展する前に対応できるでしょう。

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空き家を自分で管理する方法とは?

空き家を自分で管理する方法とは?

自分で空き家を管理する際は、点検すべき箇所と作業の流れを決めておくのがおすすめです。
そこでどのような方法があるのか、全体の流れや注意点とともに確認していきましょう。

周辺や施錠状況を確認する

現地に到着したら、まずは周辺の状況をチェックしましょう。
また、前回訪問したときの施錠状況が保たれているのかも確認する必要があります。
第三者が侵入した形跡の有無や、建物の破損状況を確認しておけば、その後の作業も安全におこなえます。
そして郵便ポストに溜まったチラシがあれば、このとき回収しておきましょう。
その後は再び投函されないよう、転送サービスの登録や住所変更を済ませたうえで、ポスト自体を封鎖するのもおすすめです。

建物全体を換気する

空き家の湿気を取り除くため、できればすべての窓・扉を開けてしっかりと通風します。
換気扇やサーキュレーターを活用すれば、より効率的に換気がおこなえます。
このとき、クローゼットや戸棚などの収納の換気も忘れずにおこないましょう。
そして室内の扉はなるべく開放したままにしておくと、湿気がこもるのを防げます。

室内のメンテナンス

室内の清掃に合わせて、メンテナンスもおこないます。
たとえば壁や天井にシミがあると、雨漏りやカビが発生している可能性があります。
建具に不具合があれば、建物全体に傾きが生じているかもしれません。
なかには重大な欠陥につながるものもあるため、不審な点に気付いたときはなるべく早く修繕しましょう。

電気・水道のチェック

電気や水道を利用できる場合は、通電・通水して異常の有無を確認してください。
なお、長期間水道を利用していないと、排水トラップの水(封水)が蒸発し、排水口からにおいや害虫が侵入するおそれがあります。
それだけでなく、長期間通水していないと水道管が錆びる原因にもなるため、十分な水を流しておかなければなりません。
夏場は2週間程度で封水が蒸発することもあるので、封水の蒸発防止剤の利用もおすすめです。

専門業者へ委託するのがおすすめ

自分で空き家を管理するのが難しいと感じる場合は、専門業者へ依頼するのがおすすめです。
さまざまなプランが用意されているため、希望や予算に応じた内容を選択できます。
もし将来的に利用する予定がないなら、不動産売却による処分も検討すると良いでしょう。
固定資産税や維持管理費を支払う必要がなくなるため、空き家の管理に負担を感じている方はぜひ検討してみてください。

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まとめ

空き家を自分で管理するときに知っておきたい、必要な道具や管理方法について解説しました。
空き家の管理には手間がかかるため、空き家の取り扱いを得意とする不動産会社に相談するのがおすすめです。
私たち「宝拓」は、千葉県佐倉市で不動産売却に関するご相談を承っております。
空き家の管理や売却に関するご相談も承っているため、お気軽にお問い合わせください。

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